5大商社の過去のチャートを調べた
出典:Google Finance
ここ1年の5大商社のチャートは上記です。
株価の伸び率は丸紅が1位、三菱商事が2位、三井物産が3位以下、住友商事、伊藤忠商事となっています。
コロナ前の5年チャートを比較すると三井物産、伊藤忠、丸紅、三菱商事、住友商事の順になります。
5年間の株価推移では、住友商事以外の4社を見ると株価が2倍以上になっています。住友商事の株価が5年ど64%の上昇とやや出遅れていることがわかります。
ウォーレンバフェット率いるバークシャー・ハザウェイが五大商社の株式の購入を公表したのが2020年8月31日です。
コロナの暴落で一時落ち込んでいた株価がこのニュースで大きく上昇したことは周知の事実です。
今現在の5大商社の経営状況(2023.9.17日現在)
PER(株価収益率)と配当利回りでは、住友商事がやや出遅れていますが、その他の商社はほぼ横並びの指標と言って良いでしょう。
資源に強い三井物産、バランスの良い三菱商事、IT系や食品など非資源に強い伊藤忠、メディア関連に強い住友商事、穀物・発電で首位の丸紅などそれぞれの会社に特徴があります。
会社四季報の予想では、24年度の利益水準は、23年度の利益を上回る企業はなく、22年度と同様のペースとなっています。
ただ、昨今の石油価格の上昇が、その他のコモディティにも波及することになれば、各社の決算で昨年の決算数値に近づく状況になることが想像されます。
配当金の予想も四季報の予想では、上記の会社発表よりも増配予想に含みを持っています。
配当金の増配率は前年比0から10%超で、9月末までの決算発表で、増配発表という嬉しいアナウンスがあるかもしれません。
私の商社に対するポートフォリオはどうなのか
私の場合、商社は三菱商事100株、伊藤忠39株で合わせて100万円ほど保有しています。日本株の資産が700万円弱なので、15%ほど所有しています。
PBRで言えば、三菱商事1.3倍、三井物産1.3倍、伊藤忠1.5倍、丸紅1.3倍、住友商事0.9倍というところで、出遅れている住友商事の購入を検討しようかと思っています。
あくまでも私の見解で、投資は自己責任でお願いします。
商社株はある意味、日本の特殊産業で、参入障壁の高い資源やその他の権益を持った会社です。
資源価格に左右される面もありますが、資源に振り回されないように各社が多様なビジネスモデルを構築しています。
高配当株とは言い難いぐらい、株価が高くなっていますが、これからもウォッチしていきたいと思います。
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